« ゆっくり ゆっくり(バリのロビナ→バタンバイ) | トップページ | クタでの日々(バリ島 クタ) »

2009年7月28日 (火)

心を開けっ!(ロンボク島クタ→スンギギ)

お久しぶりです。
なおちです。

Dscf6486

イルカウォッチングの“ロビナ”、港町の“パダンバイ”を通って、僕らはバリ島を出ました。

旅の最終地点ロンボク島。何年か前から僕はずっとこの島に行ってみたいと思っていました。

Cocolog_oekaki_2009_07_28_11_05

バリ島のパダンバイからフェリーで約4時間。地図で見るとすぐそばなのに実際にフェリーで移動してみると結構時間がかかります。
僕は船が好きなのですが、文明の発達した現代においても“移動している距離を感じさせてくれる”という点がたまらなく好きなのです。
“早さ”とか“効率”とかというものは人間を神経質にしてしまって僕はあんまり好きじゃないんです。だから日本のような先進国の社会ではなかなか生きづらい・・・。

さて、そんなのんびり船旅を経て、ロンボク島の南にある小さな村“クタ”で僕らは1週間滞在しました。期間を1週間にした理由は、先回のハーリーの記事を読んだ方ならお分かりかと思います。
クタ・ロンボク。ここに来るツーリストはほとんどサーフィンが目的。
僕らの滞在した宿の名前も“サーファーズ・イン”オーナーが日系ブラジル人でとても親切スタッフもみんな少しだけ日本語が話せて、フレンドリー。
Dscf6490_2

せっかくなので、僕は中古のサーフボードを購入し、毎日サーフィン三昧でした。

Dscf6531_2

サーフポイントは隣村の“グルプック”。クタからバイクですっ飛ばして10分。

村からボートでさらに10分。

ボートの所有者は“スディッ”という名前の青年。24歳で子供が生まれたばかり。

日本語ペラペラですごく親切にしてくれました。

はじめに会ったときは、“東南アジアにはよくいる日本語ペラペラ野郎だなぁ”くらいにしか思っていませんでしたが、1週間滞在したおかげで、スディッの家族の話、子供の話、サーフィンの話、日本人の友達の話、色々話ができました。

Sudhir2

Dscf6547

Dscf6529

最後には本当の意味で友達になれたような気がします。

1週間、同じポイントでサーフィンをしたおかげで、海の上の友達もいっぱいできました。

スウェーデン人。イギリス人。そして日本人。

みんな短期旅行者でしかもサーフトリップで来ているので、今まで知り合ってきたバックパッカーとは違うタイプの人間で、これもまた良い出会いとなりました。

旅も終盤になって、今更ながらの告白ですが、インドネシア突入前まで僕はなかなか欧米人へ自分から話しかけることが苦手でした。

「ファッキンジャップとか言ってるんじゃないか」「このアジアンモンキーめとか思ってるんじゃないか」とか自分でも分からないくらい劣等感でいっぱいでした。だから、僕らに話しかけてくる欧米人は「=日本人が嫌いではない」という認識で笑顔で会話ができたのですが、どうしても自分からは声をかけることができない。同じ宿の隣の部屋の人にすれ違って目が合ってもすぐにそらしてしまう。

“旅自体はすごく楽しんでるけど、なんかこのままじゃいけないんじゃなか・・・・・・・”

“結局、広い世界を見たいとか言っておきながら、自分は狭い世界から抜け出せないままなんじゃないか”

そう思っていました。

ペナン島で再開した僕の愛読書、そしてシンガポールで出会ったユング派心理学の本、どちらも共通してこんなことが書いてありました。

「自分自身が今直面している人生の悩みをしっかりと把握すること、自分の人間性を構成している要素(生い立ちや、無意識のうちの行動、たとえば夢とか)をしっかりと自分で理解しようとすること、その2つを理解しながら、これから体験する出来事(もちろん偶然のできごとも含めてすべて)の中に“自分の悩みに対しての何かしらのヒントや機会”を見出すこと。それが心の悩みを解決するためには大切だ。」

おそらく僕の欧米人恐怖症に関しては、僕が中学生の頃“イタリア人になりたい”と思っていたこと、でも自分の背が中学1年以来伸びなかったこと 、足が短いこと、肌が白くないこと、英語がヘタクソなこと、そんなことが関係しているような気がします。それと、しょうがない話なのですが、どうしても自分よりも10㎝も20㎝も背の高い人に、上から見下ろされることにどうしても抵抗があるのです。

要は先にも述べたとおり“ただの劣等感”。

その劣等感の裏返しというか、自分の心を無理やり整理するための心の作用が“欧米人は日本人が嫌い”という勝手な思い込みになるように働いていたわけです。

でも、心の底では“本当は仲良くなりたい”。

サーファーズ・インには日本人は僕ら2人だけ。まわりは体の大きな欧米人ばかり。

この偶然は僕にとってのチャンスでした。

“目が合ったら、少し挨拶して、サーフィンの話でもしたら仲良くなれるかもしれない”

“でもなんか恐い。ハーリーもいるから2人でずっといればそれで済むし”

結局チャンスを逃す・・・・。

ちょっとあきらめかけてたのですが、大自然の力というかなんというか、海の上ではそれがうまくいったのです。

波を相手に集まる10~20人。すぐ隣で波待ちをしていれば自然と挨拶したくなる。むしろ挨拶しない方が不自然。

このチャンスを逃したら一生僕はダメダメ男だと思い、話しかけられるのを待つのではなく自分から話しかけるようにしました。

すると案外みんな気さくに答えてくれるし、その後町で会ったら声もかけてくれる。

“心を開きなさい。そうすればみんなあなたに心を開いてくれますよ”

そんな声が聞こえたような気 がします。

スディッとの出会い、海の上の友達との出会い。

クタでの1週間の滞在で得られたものはとても大きかった。

Dscf6560

今日クタを出て、スンギギへ。明日はギリ・アイランズへ向かいます。

|

« ゆっくり ゆっくり(バリのロビナ→バタンバイ) | トップページ | クタでの日々(バリ島 クタ) »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

なおち久しぶりぃ(^_^)今頃二人はスンギギかしら? 何やら島では良い思い出が出来たみたいじゃね☆心開くってなかなか勇気いるよね、うちも最近は毎日が心の閉店セールよ。販売員なのに。でもいつも二人の日記読んで元気づけられよるよfish
てか舟に一人で写っとるのナオチじゃないよね?随分雰囲気変わったなぁと思ったんじゃがeye

投稿: ふみん | 2009年8月 3日 (月) 13時55分

なおち君がそんな劣等感持ってるなんて思わなかったなあ。この旅で少しは克服できて良かったね。
どこの国の子供も純真でかわいいね。あ~あ 私にも純真な心を持った時代もあったのよね。今はドロドロで誰にも見せらない。

旅もいよいよラストだね。最後まで無事で楽しんで帰ってきてね。

 


投稿: ハーリーのママ | 2009年8月 3日 (月) 22時21分

>ふみん

ふみん、お久しぶり~。昨日、バリ島まで帰ってきたよ。
毎日心の閉店セールかぁ。それなら、俺とハーリーで全部買占めちゃるよ!そしたら、次はリニューアルオープンセールかな?
気持ちの持ちようで世界は変わる。
分かっていても、それが難しいんだけどね。
舟に乗ってるのは、スディの弟だよsweat01毎日ボート運転してくれて、一緒にサーフィンしたんだwave


投稿: なおち | 2009年8月 3日 (月) 23時11分

>ハーリーのママ

本当にどこの国の子供もみんな純粋で可愛いですよ。特にここの子たちは、「名前は名前は??」と英語やら日本語やらで聞いてきて、「ノーキ!」とか「ナオチィ!」とか言ってきて可愛かったです。
「心を開く」ということについても、子供たちに見習うべきことがたくさんあるような気がします。
残り一週間。楽しんできますhappy01

投稿: なおち | 2009年8月 3日 (月) 23時31分

>ふみん
ふみん、なおちをあんな不良にしないでsweat01
あれは違う人ですよ
日記読んで元気になってくれとるなんで、なによりうれしー!heart01
仕事しよったら毎日、閉店せざるおえんよね。
そういえば、福屋の前の絵画売っとる外国人のおじさん何ヶ月たっても閉店しないまま閉店セールやっとったよね。
世知辛い世の中じゃ…

投稿: ハーリー | 2009年8月 4日 (火) 19時48分

ハリーもお返事くれとったんじゃね、ありがとう ほんま二人のおかげで最近は少し開店しよるよ(笑)
福屋の絵画おじさんほんまに閉店するんか聞いたら「するよ、10年後にネッ」とか言いそうじゃね。世知辛いヤネエ

投稿: ふみん | 2009年8月 8日 (土) 11時55分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1217216/30729974

この記事へのトラックバック一覧です: 心を開けっ!(ロンボク島クタ→スンギギ):

« ゆっくり ゆっくり(バリのロビナ→バタンバイ) | トップページ | クタでの日々(バリ島 クタ) »